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獲得したFacebookの「いいね!」を有効活用する方法
Facebookの運用を始めるにあたり、「まずはいいね!を集めましょう」と一般的に言われます。
では、「いいね!」を集めるメリットはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、Facebookで集めた「いいね!」の有効な活用方法をご紹介します。
目次
Facebookの上手な活用例
まず、Facebookで集めた「いいね!」は、商品やサービスのブランディングや、問い合わせ、そして購入へと繋がる集客に結びつかなければ、せっかく集める意味がありません。
「いいね!」を有効活用し、上手に運用しているFacebookページとは、以下のようなものです。
- ページのファン(「いいね!」)の数が多い
- ファンからのコメントや「いいね!」など、投稿毎にアクションが多い
この2つが運用成功と呼べるポイントです。ファンからのエンゲージメント率が高いことは、Facebook上でのファンとのコミュニケーション能力の高さを表していると言えます。
ポイントは、ターゲットにあったファンを集めることと、コミュニケーションを深めてコアファンを育てることの2つです。
獲得するべきファンを集める
まずは「いいね!」を獲得する段階で、集めるべきファンを明確にしておきます。
無差別的に、とにかく「いいね!」をしてもらえば良いという認識で集めたものでは、その後のコミュニケーションが成立しません。「いいね!」=「ファンになってくれる見込みユーザー」でなければいけないわけです。
自社の商品やサービスに興味があるであろうターゲット層を考え、そのターゲット層からの「いいね!」を獲得できるよう、事前の獲得方法を工夫する必要があります。
「いいね!はたくさん獲得しているのに、その後のリアクションが少ない」と感じている場合は、「いいね!」をしているユーザーの質が自社の商品やサービスとは合っていない可能性をまず考えてみるべきです。
ファンと呼べる「いいね!」を集めるためには、正しいターゲット設定と、目的を明確にすることが大切です。商品(サービス)の認知拡大なのか、販売促進なのか、ファンとの交流なのか、Facebookページ運用の軸をどこに設定するのかも決めておきましょう。
ファンと交流する
Facebookページの活用で大切なのは、投稿を通じてファンとコミュニケーションすることです。
ユーザーのニュースフィードには、そのユーザーの友だちの投稿と、友だちが「いいね!」をしたFacebookページの投稿が流れます。Facebook上での交流が密な友達の投稿は、頻繁にニュースフィードに流れ、あまり絡みのない友だちの投稿はニュースフィードへ流れにくくなります。これはFacebookページの投稿についても同様のことが言えます。
つまり、自社のFacebookページの投稿が、「いいね!」をしてくれているユーザーのニュースフィードで表示され続け、ファンの目に触れるかどうかは、投稿毎のコミュニケーションの深さがキーポイントになってくるのです。
投稿に「いいね!」やコメント、シェアをしてもらえるかどうかを意識したコンテンツの発信を心がける必要があるでしょう。
ファンとの交流に有効な投稿例
ユーザーの目を引くビジュアルの写真を投稿し、シェアや拡散を狙う
美しい風景や動物など、気軽に「いいね!」をしやすいものを投稿する方法です。
ビジュアルのテイストやイメージは、ページ内で統一性をもたせる
投稿ごとに違う画像を使用するにも、写真から伝わるイメージや写真そのもののテイストは統一感を持たせましょう。
そうすることで、見ているファンにも商品やブランドとの結びつきを徐々に覚えていってもらえるからです。
商品やブランドの思いが伝わる、ユーザーが楽しめるデジタルコンテンツ
商品を使用した日常の風景や、実際に使用していることが想像できるような写真、意外な使い方など、ユーザーが楽しめるコンテンツは既存ファンからのリアクションが高くなることが期待できます。
「いいね!」の有効活用に期待できる効果
Facebookページをひとつのメディアとしてとらえた時、その影響力は以下のようなものが考えられます。
「いいね!」がさらに増える
伝えたい情報のリーチ可能範囲が広がるということです。ファンによる投稿への「いいね!」やシェアによる情報伝達によって、半永久的に見込み顧客を増やし続けることが可能です。
Facebook内だけに留まらず、自社サイトへの誘導ができるので、販売促進や新規顧客の獲得にも大いに期待できます。
さまざまなファンの“生の声”を聞くことができる
ファンの生の声を聞くことで、新しい製品開発や、今ある商品のさらなる品質向上、そしてサイトのユーザビリティ改善など、ファンによる最適化や新しい取り組みができます。
例えばFacebookファンの声から一緒に創った商品には、ファンの思いが詰まっていて、より一層ファンの愛着を得ることができるでしょう。そういう取り組みができる企業というのもまた、ユーザーには好印象となります。
既存商品のリニューアルにしても、例えばFacebookでキャンペーンを開催し、ファンの声を取り入れ、より良いものに育てていくという一体感を味わってもらうことが可能です。
こうした商品は、Facebook内に存在するファン達の購入を促すのに最適です。創り上げる過程からコミュニケーションを図ることで、完成後のFacebook内で得られる反響は大きなものになることでしょう。
他社とのコラボレーションも
「いいね!」の有効活用には間接的な効果にも期待できます。他社からコラボレーションのお誘いがきたという例もあります。
まとめ
Facebookの「いいね!」を有効活用することで、直接的にファンを増やし、売上アップに繋がるだけではなく、メディア掲載のチャンスを得たり、ブランドや企業自体の好感度アップにも期待できるということです。